外壁塗装の悪徳業者を見抜く!役に立つ5つのポイントは?
お知らせ
とても残念なことですが、屋根・外壁塗装リフォームにおいて、消費者が悪徳業者にだまされてしまったというケースが後を断ちません。
これは昔からある問題で、現在でも国民生活センターには、リフォーム工事に関するトラブルの相談が毎年数多く寄せられているようです。その件数は1万を超えることもあり、そこには外壁塗装に関するものも多く含まれているようです。
悪徳業者はコミュニケーション能力が高く、消費者を口車に乗せるために次から次へと新しい手で仕掛けてくるので、被害にあわれる方が増えているのかもしれません。
実は悪徳業者には基本的に共通する特徴があります。それを理解しておけば、悪徳業者を見抜くことは難しくありません。
この記事で、あなたの大切な家とお金を守るためのポイントをチェックしておきましょう。
ポイント①:悪徳業者とは?基本知識を押さえよう
まず外壁塗装における「悪徳業者」とは、不適切・不当な契約を結ぼうとしたり、または契約を履行しなかったりする業者です。
それで、悪徳業者の工事は
- 適正とは言えない請求金額
- 守るつもりのない約束
などが特徴になっています。
それらは「見積書の内容とは大きく違う工事」につながっていきます。その工事品質は非常に低く、ほとんどの場合、消費者の皆さんにとっては害しかありません。
たとえば
- 契約書に書かれているのとは違う、低品質な塗料を使う
- 外壁塗装の基本である「3回塗り」を省略し、2回しか塗らない
- 塗装後の適切な乾燥時間を守らず、どんどん工程を進める
などといったことを平然と行います。このような工事ではとうてい消費者にとって満足のいく品質の外壁塗装にはなりません。
これらの工事は高額であるにもかかわらず家の外観や耐久性を大きく損ないます。消費者に大きな損失を与える非常に悪質な手口です。
さらに、上記のような不正行為は外からでは判断しにくく、工事が終わって数年経ってからトラブルとして表面化することが多くあります。

ポイント②:悪徳業者がよく使う手口と特徴を知っておこう
トラブルにつながる悪徳業者の営業の大きな特徴は「訪問販売」と「点検商法」の二つです。実はそのようなトラブルは、外壁塗装のみならずリフォーム工事全般にみられます。
そして、悪質な手口の多くに共通しているのが、
- 不安をあおる
- 契約を急がせる
というもの。
悪徳業者は契約さえすればあとは下請け業者に格安で丸投げし、ほとんど苦労なくマージンを手にいれる。多くはそのような構造になっています。
このような悪質な手口に乗せられないために、独立行政法人「国民生活センター」に実際に寄せられた相談内容を参考にしつつ、業者のどんな手口に注意すべきかをチェックしておきましょう!
悪徳業者の手口1:訪問販売
「国民生活センター」のまとめによると、「訪問販売」に関して2022〜2024年は毎年1万件前後の相談が寄せられています。
悪質業者の営業マンは、一見すると非常に優秀そうで、口はうまく、物腰は丁寧という場合あります。
しかし悪徳業者は、どんなに誠実そうに見えても、
- 外壁塗装に関する深い知識がなく、工事内容などについて詳しい説明ができない
- 冷静に考えさせないために、契約を急かす(今日だけ大幅割引している、など)
という特徴があります。
その目的は、あくまで契約を取ること。契約さえ取れれば、後は技術のない下請け業者に格安で丸投げし、自分たちは中間マージンだけを得るという構造になっているのです。
悪徳業者の手口2:点検商法
「国民生活センター」の提供する情報によると、「点検商法」に関する相談件数は、2023年は1万2500件ほどだったのに対し、2024年は2万件近くと1.5倍以上に増加しています。2025年はすでに、2024年以上に増加する傾向が見られますので是非ともご注意いただきたい手口です。
点検商法と訪問販売は似ていますが、点検商法では「無料点検」を足掛かりに営業を仕掛けてくるという特徴があります。
たとえば、
- 「近所で行う工事の挨拶に来た」
- 「近くのビルを工事していたところ、お宅の屋根に問題があるのが見えた」
などの会話から始まり、
- 「今なら無料なので、点検だけでもしてみませんか?」
という具合に営業が展開していきます。
その後、点検中に問題を見つけた、などと言いながら
- 「このまま放っておくと問題が大きくなります」
- 「瓦が飛んだりするとご近所に迷惑がかかりますよ」
など不安を煽りながら、工事の勧誘を進めていきます。
このケースでも問題は嘘・大袈裟であるケースが多く、極めて悪質なものでは点検者が実際に屋根を壊してその写真を見せる、というケースもあるようです。
ポイント③:外壁塗装で詐欺まがいの悪質業者が多い背景
外壁塗装の分野で悪質な業者が後を絶たない背景には、この業界特有の構造があります。
一つは、素人でも比較的簡単に営業活動に参入しやすいことです。専門的な技術がなくても、「営業トーク」と「丸投げ先の下請け業者」さえ確保できれば、事業を始められてしまうからです。
さらに、外壁塗装リフォーム工事はひとつの契約で100万円を超えることも多く、悪徳業者にとっては「楽に儲けられる仕事」というわけです。
もう一つ、塗装工事は「塗ってしまえば綺麗に見える」という性質も悪用されやすい原因です。手抜き工事をされても、プロでなければ数年経たないと問題に気づきにくく、気づいた頃には業者が連絡不通になっている、というケースも少なくありません。

ポイント④:塗装職人の会社か、営業マンの会社かの違い
外壁塗装業者を選ぶときは、その会社が「職人中心」か「営業中心」かを見極めることも役立ちます。
営業中心の会社では、経験がなく知識の浅い営業マンが契約だけ取り、工事を下請けに任せるケースが多いです。「今だけ割引」「限定キャンペーン」といった言葉で急かす業者も注意が必要です。
一方、職人中心の会社は自社施工が基本で、技術と品質に責任を持ちます。職人が直接説明してくれる場合、塗料や工程についても具体的で信頼性が高い傾向があります。
見分けるには次の質問が効果的です。
- 「実際に施工するのは御社の職人さんですか?」
- 「現場を担当する方と話せますか?」
営業トークではぐらかす業者より、塗装工事について自信をもって語れる職人系の会社を選部のがおすすめです。

ポイント⑤:優良な外壁塗装業者の特徴も知っておこう
悪徳業者の手口では、実際には工事する必要がない家の工事を提案してくるケースが多いですが、実際に塗装リフォームが必要で、いい塗装業者を探している、という場合にも悪徳業者に引っかからないように注意したいポイントがあります。
そのような場合にも、優良業者の特徴を覚えておけば、悪徳業者にだまされる危険はかなり低くなります。
優良業者を選ぶ基本ポイントを押さえて、悪徳業者を回避しよう
優良業者とは塗装の高い技術を持ち、それを適正価格で提供し、責任を持って仕事を果たす業者のことです。
優良な外壁塗装業者は、悪徳業者には無い次の特徴を持っています。
- 自社施工体制:責任の所在が明確で信頼度が高く、中間マージンがかからない。
- 地域での豊富な実績:地域とのつながりを大切にしており、手抜きをするリスクがない。
- 有資格者の在籍:1級塗装技能士など、信頼度の高い有資格者が在籍している。
- 詳細で分かりやすい見積もり:塗料の種類、数量、単価が明確で、消費者の質問にも誠実かつ丁寧に答えられる。
- 充実した保証とアフターフォロー:工事後も自社の仕事に責任を持って見守っていく姿勢がある。
ホームページなどで情報をチェックし、上記のような情報をきちんと確認できるなら、信頼できる業者だと判断できるでしょう。
逆に、情報が開示されていなくてよくわからない会社は塗装職人の経験がない営業マンだけで構成されている可能性もあります。そのような業者はかなり要注意です。

まとめ|悪徳業者に悩まされない最大のポイントは優良業者を選ぶこと
どんなに不安を煽られて契約をせかされるとしても、時間をかけて十分に検討するようにしましょう。消費者には業者を選ぶ自由と権利がありますので、怪しいと感じた時点で断ることもできます。
ほとんどの場合、冷静であれば詐欺まがいの手口をきちんと見分けることができるでしょう。
信頼できる品質で、後悔しない塗装業者をお探しのみなさま、三重県伊勢市を中心に松阪市・志摩市・津市・鳥羽市で外壁・屋根塗装を行う塗装専門会社ペイントワンに、ぜひお気軽にご相談ください!