
伊勢市の外壁塗装|塗料グレードはどう選ぶ?シリコン・フッ素・無機・光触媒・ウレア

お知らせ
屋根・外壁の塗装リフォームを考える時、考えておかなければいけないのが「塗料のグレードをどうするか」ということです。
グレードが良い=高価、ということはなんとなくイメージできるものの、高価な塗料でどんな品質・機能を期待できるかについては、ちょっとわかりにくく感じる方も多いかもしれません。
この記事で外壁塗装の塗料グレードを選ぶ上で役に立つ情報をチェックしておきましょう。
はじめに:屋根・外壁塗料の「グレード」とは
屋根・外壁塗装に使用される塗料の主成分は、大きく分けて以下の2つです。
- 塗膜の性能・耐久性に関わる「樹脂」
- 色を決める「顔料」
このうち、塗料のグレード(等級)を決定づけるのは、主に「樹脂」の種類です。
外壁塗装リフォームを検討するときには、塗料グレードごとの特徴と費用のバランスを比較しながら、どの塗料で塗装したいかを前もって考えておくのがおすすめです。
どの塗料グレードを選べばいい?後悔しない選び方のポイントとは
グレードは塗料を選ぶ大切な指標になります。といっても、塗料のグレードはたくさんあり、新製品の発売でさらに新しいグレードが登場することもあります。
選択肢がたくさんあっても、下記のシンプルなポイントを覚えておけば、塗料選びは簡単になります。
ポイント①:コストパフォーマンスで選ぶ
まずはコストで塗料を選ぶという方法。100万円近くになることもある工事ですので、なるべく安く抑えたいと思う方も多いでしょう。
この時忘れてはいけないのが、外壁塗装リフォームは数年ごとに行う必要がある、ということです。そして何年ごとに工事を行うかは、グレードごとの「耐用年数」で決まります。安いグレードほど耐用年数が短く、高いグレードのものは耐用年数が長くなる傾向にあります。
それで、外壁塗装リフォームのコストパフォーマンスは
- 【総工費÷耐用年数】
で計算してみましょう。
たとえば、
- 低グレード塗料:80万円 ÷ 10年 = 8万円/年
- 高グレード塗料:130万円 ÷ 25年 = 約5.2万円/年
と計算すると、一見高く見える塗料の方が、実はお得というケースも少なくありません。
ポイント②:機能性で選ぶ
高いグレードの塗料には耐久性に加えて、付加的な機能を持つ塗料もラインナップされています。
たとえば、
- コケ・カビが発生しやすい場所なら、汚れが付着しにくい「光触媒塗料」
- 日当たりのきつい立地なら、屋内が暑くなりにくい「遮熱塗料」
というように、塗装リフォーム工事の費用が上がっても、住まいの快適性や利便性が大きく向上するなら十分に価値がある、と判断できるかもしれません。
塗料グレードごとの特徴をご紹介!シリコン・フッ素・無機・光触媒・ウレア
それでは、現在外壁塗装の塗料としてよく選ばれている、代表的なグレードの塗料の特徴・耐用年数・費用相場をチェックしてみましょう。
シリコン塗料
- 耐用年数:約10〜12年
- 費用相場:約1100〜1500円/㎡
「アクリルシリコン樹脂」を主成分とするシリコン塗料は、外壁塗装で全国的に人気の高い塗料です。アクリル樹脂の発色性の良さと、シリコン樹脂の耐久性・耐候性・耐熱性などのメリットを併せ持っています。
上記のような高い機能性がありながら比較的リーズナブルな価格で使用できるというのが高い人気の理由です。
人気があるゆえに各塗料メーカーの製品ラインナップ・カラーバリエーションも豊富で、ユーザーにとっても選ぶ楽しみも味わえる優秀な塗料です。
フッ素塗料
- 耐用年数:約15〜20年
- 費用相場:約1800〜2500円/㎡
フッ素樹脂は耐候性・耐熱性・難燃性に優れているという、建物にとって嬉しいいくつもの特徴があります。
さらに、フッ素樹脂は歯磨き粉などの口腔ケア製品にも使われるほど、人体にとってほとんど害のない安全な物質でもあります。
かつてはかなりの高級塗料で、頻繁に塗り替えることができないビルの外壁や橋梁などの塗装として主に使われていました。
近年では生産技術の向上もあって価格が落ち着いてきており、一般家庭用としてもフッ素塗料が普及しつつあります。
塗りたてのような光沢が長持ちするのもフッ素樹脂の特徴です。シリコン樹脂の光沢が約10年で20%ほど低下するのに対し、フッ素塗料では約20年経過しても10%程度しか低下しないと言われています。
無機塗料
- 耐用年数:約20〜26年
- 費用相場:約2500~4000円/㎡
無機塗料は、「無機成分(例:セラミック、ケイ素化合物)」と「有機樹脂(主にシリコン樹脂など)」を組み合わせて作られたハイブリッド塗料です。
無機塗料には非常に高い耐候性・耐熱性・不燃性など、注目に値するたくさんのメリットがあります。
中でも特に優れているのは耐候性、つまり「紫外線への強さ」。
外壁の劣化は主に紫外線が樹脂(有機成分)を分解して起こるのですが、無機成分は紫外線による化学変化(分解・劣化)がほとんど起こらないんです。それで、驚くほど長寿命な塗料になっているんですね。
他の塗料に比べて費用は高めですが、塗り替えの頻度が少なくて済むため、結果としてトータルコストを抑えることができるというメリットがあります。
光触媒塗料
- 耐用年数向上:約3〜5年
- 費用相場:約1500~2000円/㎡
光触媒塗料は、「酸化チタン」と呼ばれる成分を主原料としています。
日光、特に紫外線に反応してさまざまな効果を発揮するのが特徴です。
特に注目したいのは、「セルフクリーニング機能」。
光触媒塗料が日光に当たると、塗膜の表面に付いた排気ガスやカビなどの汚れは分解されて、雨などの少量の水で流されやすくなります。そのため、長期間にわたって外壁の美しさを保ちやすく、メンテナンスの手間も軽減できます。
外壁の美観を長く保ちたい方、日当たりの良い立地に家がある方、環境に配慮したリフォームを希望する方におすすめの、機能性と先進性を兼ね備えた塗料です。
ただし光触媒塗料の機能は日光が当たらないと効果を発揮しません、建物の北側や日陰の多い場所には向いていないケースもあります。
また技術不足で塗装方法を間違えると全く効果を発揮しないこともあるため、信頼できる施工業者の選定も重要です。
ウレア塗料
- 耐用年数:約30年以上
- 費用相場:約4500〜6000円/㎡
ウレア塗料は、「ポリウレア樹脂」を主成分とした最新タイプの高機能塗料です。
このポリウレアには、高い防水性能、優れた耐久性、そして衝撃にも強いという特徴があります。なんと防弾チョッキに使用されることもあるという、すごいハイテク素材なんです。
また追従性(ゴムのような柔軟性)も高く、建物の動きによるひび割れにも対応しやすく、モルタル・コンクリートなどへの高い保護力も期待できます。
ウレア塗料は反応速度が早い、つまり硬化するスピードが速いので塗装にはかなり高度な技術が求められます。さらに、新しい塗料なのでまだ扱いに慣れた塗装業者が少ない、という状況にあります。ウレア塗料を使いたい場合には、十分な実績のある業者を選びましょう。
今のところ高額なウレア塗料ですが「とにかく性能重視」「外壁をしっかり守りたい」「最新機能を試してみたい」という方には、有力な選択肢の一つといえるでしょう。将来的に塗装の主流になる可能性もある、注目のハイスペック塗料です。
まとめ
どの塗料で塗り替えたいかを前もって考えておくなら、塗装業者を選んだり、打ち合わせしたりするのがスムーズになります。
もしどのグレードを選べばよいかやっぱりわからない、という方もご心配なく。
私たち株式会社ペイントワンでは、お客様のご予算やご要望にピッタリあった塗料選びをお手伝いいたします。
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